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XRPLの主な特徴

XRP Ledger(以後、XRPL)は、Bitcoinに代表されるブロックチェーン暗号を用いた分散型システムです。

システムは分散型であり、単一の機関や個人が全体のネットワークをコントロールできない仕組みになっています。

XRP

XRP(エックスアールピー)はXRPLネットワークのネイティブトークンで、XRPLによりトランザクションが検証され記録が管理されるデジタル通貨です。

ネットワークの誕生と共に、約1000億XRPがすでに発行済みとなっていて、BitcoinのようなPoW方式でマイニングされる度に発行される仕組みとは異なっています。

小数点以下も存在しており、正式には、100,000,000,000.000000dropsが最大値となります。

したがって、1XRP = 1,000,000dropsとなります。

また、XRPはデフレ性質を持っており、トランザクションごとにわずかなXRPが破棄されるため、時間と共に総供給量は減少します。

コンセンサスプロトコル

XRPLはPoWやPoSとは異なる独自のコンセンサスアルゴリズム(Proof of Association)が用いられており、トランザクションの検証効率が良いことが大きな特徴です。

ほぼリアルタイムでの決済(3~6秒)が可能となっています。

バリデータ & UNL

XRP Ledger (XRPL) のバリデータ運営には、直接的な金銭的報酬は存在しません。 バリデータの主なインセンティブは、ネットワークの安定性と信頼性を保ち、その健全な進化を促進することです。 これにより、XRP Ledgerを利用するビジネスや、その依存度が高い組織は、ネットワークの信頼性を通じて間接的な利益を得ることができます。 また、バリデータはコミュニティからの信頼と評価を獲得することも大きなインセンティブです。

また各バリデータは信頼するユニークノードリスト(UNL)を選択できるような仕組みになっています。 現在、RippleとXRP Ledger財団が推奨デフォルトリストを公表していますが、仮にRippleとXRP Ledger財団を信用できない場合、各運営者自身でUNLを設定し、引き続き使用することが可能です。

世界最古のDEX

世界最古といわれているプロトコルとして実装されているDEX(分散型取引所)により、自動的に最も安価な通貨取引注文を決済に適用して通貨をブリッジングすることができます。

逆に、DEXがプロトコルに組み込まれているブロックチェーン・ネットワークは珍しいといえるでしょう。

金融向けの機能の充実

XRPLでは以下のような、金融的な機能がすでに備わっており、新たに開発する必要がありません。

  • チケット(小切手発行機能)
  • クローバック(発行トークン回収機能)
  • エスクロー(預託機能)
  • AMM(自動マーケットメイカー)

またコミュニティーにより、常に新たな提案が行われており、メインネットに新機能が追加される際には、Amendmentにより2週間にわたって80%超の支持を得た場合のみ許可されるなど、民主的な運用が行われています。

サステナビリティ

XRP Ledgerの主な強みは速さだけではなく、効率性です。

XRPLはPoWやPoSとは異なる独自のコンセンサスアルゴリズムが用いられており、エネルギー消費がBitcoinなどの他のブロックチェーン技術と比較して格段に少ないです。

ブロックチェーンにより仕組みと思想が異なることが多いため、どちらが良い悪いとは言い切れませんが、グローバルな目線では、エネルギー消費が少ないことは間違いなく良いことだと考えています。

備考

さらに詳細を知りたい場合は以下サイトなどを参考に学習していただけると幸いです。

xrpl.org