ユーザー間のトークンの送金2 | JavaScriptでのXRPL開発初段編
先ほどの章では、DOJ
トークンの発行者であるチャーリーのアカウントのRippling
機能を許可することに成功しました。
XRPLでは、発行者以外のユーザー間でのトークンの送付は通常不可ですが、発行者のアカウントにてRippling
機能が許可されていれば、ユーザー間でも(アリスとボブ)トークンを送り合うことができるようになるはずです。
※アリスとボブが直接やり取りするわけではなく、チャーリーを介して残高を調整するイメージです。
前提
このガイドでは、以下の登場人物が登場する設定で進行します。
- チャーリー(トークン発行者)
- アリス(トークン受領者1)※1000 DOJ を保有中
- ボブ(トークン受領者2)
スクリプトを作成
以下は、アリスからボブへトークンを送付するスクリプトです。
-
プロジェクトディレクトリに作成済みの
payment_token_ab.js
を再度、使用します。 -
以下のようなコードになっていることを確認してください。
alice_wallet_secret_here
には、テストネットのアリスのシークレットキーを入力してください。bob_wallet_address_here
には、テストネットのボブのアドレスを入力してください。charlie_wallet_address_here
には、テストネットのチャーリーのアドレスを入力してください。
スクリプトの実行
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コマンドラインで以下のコマンドを実行して、スクリプトを実行します。
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コンソールの結果を確認します。
またも、送付に失敗してしまいました。なぜでしょうか?
こういった場合はアカウントの設定などに問題がある場合があるので一度、発行者であるチャーリーのウォレットアドレスにて、トラストラインの状態を確認してみましょう。