NoRippleフラグを無効化する | JavaScriptでのXRPL開発初段編
先ほどの章では、トランザクションが失敗した理由と、Rippling
とNoRippleフラグ
の関係などの概要を紹介しました。
発行者視点での、アリスのNoRippleフラグ
を無効化するために、TrustSet
トランザクションを用いて、状態を変更してみましょう!
前提
このガイドは、以下の登場人物が登場する設定で進行します。
- チャーリー(トークン発行者)
- アリス(トークン受領者)
スクリプトを作成
-
プロジェクトディレクトリに
disable_noripple.js
という新しいファイルを作成します。 -
以下のコードを
disable_noripple.js
に貼り付けます。これまでも関数として定義したサンプルを紹介してきましたが、ここで一度、引数を増やしたパターンのコードにしてみましょう。
これは発行者であるチャーリーから、アリスのNoRippleフラグを無効化するスクリプトです。
alice_wallet_address_here
には、テストネットのアリスのアドレスを入力してください。charlie_wallet_secret_here
には、テストネットのチャーリーのシークレットキーを入力してください。
スクリプトの実行
-
コマンドラインで以下のコマンドを実行して、スクリプトを実行します。
-
成功すれば、コンソールに以下が表示されます。
これで発行者視点での、アリスの
NoRippleフラグ
を無効化することができました。送付するアカウントの
NoRippleフラグ
が無効になっていれば送付ができますので、次の章では、こちらのガイドにて失敗した、アリスからボブへのDOJ
トークンの送付を再度試してみましょう!