コンテンツにスキップ

テストネットに接続する | JavaScript入門編

XRPLには、テストネットが用意されています。

テストネットを利用することで、開発者がメインネットを想定したプロダクト開発ができるようになっています。テストネットを利用する大きな理由としては、メインネットでは実際に手数料とアカウントの準備金としてのXRPのコストを負担をする必要があるからです。

以下が一般的に利用されるテストネット環境です。

wss://s.altnet.rippletest.net:51233

その他のテストネット環境もいくつか存在していますので、こちらを参考にしてください。

スクリプトを作成

  1. プロジェクトディレクトリにconnect.jsという新しいファイルを作成します。

  2. 以下のコードをconnect.jsに貼り付けます。

    const xrpl = require('xrpl'); // xrplライブラリを読み込みます。
    async function main() {
    // async
    // Testnetサーバーに接続します。Testnetは、XRP Ledgerの開発用テストネットワークです。
    // xrpl.Clientクラスを使って、XRP LedgerのTestnetサーバーに接続するためのクライアントを作成します。
    const client = new xrpl.Client('wss://s.altnet.rippletest.net:51233');
    // client.connect()メソッドを呼び出して、サーバーに接続します。
    // awaitを使って、接続が完了するまで待機します。
    await client.connect();
    // 接続が成功したら、コンソールにメッセージを出力します。
    console.log('Connected to the XRP Ledger Testnet');
    // client.disconnect()メソッドを呼び出して、サーバーとの接続を切断します。
    client.disconnect();
    }
    main().catch(console.error);
    // main関数を呼び出して、プログラムを開始します。
    // catch(console.error)を使って、エラーが発生した場合はコンソールにエラーメッセージを出力します。

    このスクリプトは XRP Ledger の Testnet に接続し、成功したことをコンソールに表示後、接続を閉じるだけのシンプルな処理です。

スクリプトの実行

  1. コマンドラインで以下のコマンドを実行して、スクリプトを実行します。

    Terminal window
    node connect.js
  2. 成功すれば、コンソールに以下が表示されます。

    Terminal window
    Connected to the XRP Ledger Testnet