ペイメントチャネルの作成方法 | JavaScriptでのXRPL開発 四段編
この章では、ペイメントチャネルの作成方法について紹介します。
ペイメントチャネルは簡単にいうと、デポジットした分のXRP
から支払いが後に発生する仕組みです。チャネルを作成し、事前にデポジットをすることで、オフチェーン支払いが可能になります。
また、XRPLのペイメントチャネル機能はスマートコントラクトや外部に依存したものではなく、ネイティブに提供されている機能のため、安全に取引を行えることが事前に保証(※)されており、開発者フレンドリーな機能となっています。
※XRPLのコアのバグは除きます。
スクリプトの作成
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プロジェクトディレクトリに
createPaymentChannel.js
という新しいファイルを作成します。 -
以下のコードを
createAccounts.js
に貼り付けます。
スクリプトの実行
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コマンドラインで以下のコマンドを実行して、スクリプトを実行します。
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成功すれば、コンソールに以下が表示されます。
上記ログの最後に出力されたID(
25C67138FB51F65A7015632C07E00AD0AE1C8A21F0282FD0401BAEDFDFD3423E
)がChannel ID
となりますので、メモしておきましょう。※実際の開発では、取得したIDをそのまま引き継いでオフレジャー取引などを行う必要があります。
次に、作成されたChannel ID
を使用してオフレジャー取引を行います。具体的な手順は次のセクションで解説します。