オファーのキャンセル方法 | JavaScriptでのXRPL開発 二段編
はじめに
XRPL(XRP Ledger)は、ネイティブな分散型取引所(DEX)機能を提供しており、ユーザーはオファー(注文)を作成して資産を売買することができます。本記事では、XRPL上で作成したオファーをキャンセルする方法を解説します。
準備
先ほどの章でオファーを作成する際に使用したウォレットアドレスを用意してください。
スクリプトを作成
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プロジェクトディレクトリに
cancel_offer.js
という新しいファイルを作成します。 -
以下のコードを
cancel_offer.js
に貼り付けます。
スクリプトの実行
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コマンドラインで以下のコマンドを実行して、スクリプトを実行します。
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成功すれば、コンソールに以下が表示されます。
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もう一度、オファーの確認を行ってみましょう。
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成功すれば、コンソールに以下が表示され、オファーを無事にキャンセルできたことを確認できます。
まとめ
このガイドでは、XRPLのDEXの概念、実際にDEXにオファーを作成する方法からキャンセル方法までを解説しました。
このように、一般的には非常に難しいイメージがあるDEXですが、XRPLではJavaScriptライブラリを用いることで、比較的簡単に触れることができます。
これまでトラストライン〜トークン発行・送金、オファーの作成〜確認・キャンセルまで解説してきましたので、次の段階では、「クロスカレンシー送金」について解説します。